『流星生まれのスピカ』と『灰羽連盟』と『惑星のさみだれ』

・流星生まれのスピカ3発売

 本日1月23日、最終巻が発売しました。
 本シリーズはこれにて完結です。
 あとがきにも書いてありますが、残念ながらストーリーを最後まで書ききることはできませんでした。ここまで読んでくださった読者のみなさま、本当にありがとうございました。そして申し訳ない。シンとスピカが世界一周の旅に出るところを書きたかったぁ……あとはロリババアとか。今回はサイン本も用意させてもらえないという情けない始末だったので、二度とこんな惨めな思いはしたくないです、はい。

 ちょっとした裏話。
 流星生まれのスピカを考えるにあたって、ものすごく影響を受けた作品が2つあって、それが『灰羽連盟』と『惑星のさみだれ』です。これはストーリーやキャラクター的な影響というよりは、どちらかといえば僕の野望的な話です。

 ニーナとうさぎと魔法の戦車シリーズが完結して、次の作品が全然まとまっていなかった頃、僕はとある妄想をしていました。All you need is kill のイラスト担当は安倍吉俊先生 → スーパーダッシュ文庫繋がりで一緒に仕事させてもらえるかも! という都合のいい妄想です。
 僕は灰羽連盟の大ファンで、もしも安倍吉俊と一緒に仕事をすることがあったら、こんな話がいいかな……ということを妄想していました。結果、流星生まれのスピカの原案ができあがったわけです。
 セントラルが(基本的に)飛行機械しか出られない封鎖された街なのは、思い切り壁に囲まれたグリの街をイメージしています(ニーナシリーズの舞台であるアンフレックも壁に囲まれた街でした)。またスピカが空から落ちてきて、流れ星の中から生まれるという一連の流れは、ラッカが繭の中から生まれてくるシーンのオマージュのようなそうでないような。

 そんでもって書いている当初は、もしも漫画化することがあったら――と考えることもあるわけで、そうなったらぜひとも水上悟志先生にお願いしたいなぁ……とか思ってました(絶対に無理だろうけども)。
 水上先生の漫画は惑星のさみだれに限らず、上下の動きが激しくて高さの表現が上手、青色がとても綺麗、少年少女と大人の関係が熱くて泣ける……という特徴があります。鍋島テツヒロ先生の美麗イラストが、漫画版では文庫サイズを飛び出して跳ねる! 叫ぶ! 暴れ回る! みたいなことを考えていたりとか。
 そんなこんなで、水上先生の漫画『サイコスタッフ』が絶版漫画図書館で無料公開中です。
 面白いから読もう。
サイコスタッフ - 水上 悟志 | マンガ図書館Z - 無料で漫画が全巻読み放題!

 ……とまあ、そんなわけで、終わっちゃったから言える話でした。
 現在、新しい作品を準備中です。
 文学フリマには毎回参加予定なので、よろしかったらそちらもどうぞ。